その”便利”、必要ですか?〜追跡! 「サービス激化」の裏側〜
放送概要
「24時間営業」や「ネット通販」の宅配サービス。
日常の生活では非常に便利なサービスだが、提供する企業側には厳しい競争を展開している。
そんな「サービスを提供する側」にスポットをあてた放送でした。
『再配達』に苦しむ宅配業者
ネットショッピングが普及するほど、宅配業者の負荷は高くなります。
今では大手の運送業者だけでは宅配の荷物を捌ききれずに、個人の軽貨物の委託ドライバーに業務を委託しなければ業務が回らないのが現実のようです。
その個人の委託ドライバーは完全歩合制。
荷物を1つ届けると150円の報酬がもらえるようです。
1人が1日に配達する荷物は、150個ほど。。。
つまり、1人がもらえる報酬は最大でも22,500円。
ここで問題となるのが、「再配達」だそうです。
「再配達」となった商品は「届けた」という実績には含まれないため、報酬が発生しません。
その荷物を積んで届けても家に誰も居なければ本当に無駄足となります。
この「再配達」は日中働いている人が帰宅後にいっせいに掛けてくるため、18時以降は再配達を依頼する電話が鳴りっぱなしになるといいます。
番組で密着していた男性ドライバーも日中は荷物を届けた家が留守ということが多く、18時以降に再配達の電話が鳴り続けていました。
そんな毎日で帰宅時間が23時になることもあるそうです。
中には「時間指定」で配達を依頼しておきながら不在と言う不届き者も。。。
荷物を届けた住宅が留守のため、荷物に当り散らしている配達員の動画が問題になったこともあるそうです。。。
集合住宅では普及が進む宅配BOXを一般住宅に
そんな問題がある中、宅配ポストのシェア4割を誇る住宅設備メーカーのナスタが日本郵便と大和ハウス工業と共同で作成している”次世代ポスト”開発が大詰めを迎えているそうです。
集合住宅には普及が進んでいる宅配BOXを「一戸建て住宅」にも普及させるべく、商品の開発に取り組んでいたそうです。
この宅配BOXが戸建て住宅にも広く普及されれば「再配達」問題もいくらかは改善されそうですね。
時代に逆行!? あえて「24時間営業」に挑む!
「ロイヤルホスト」「ガスト」や「マクドナルド」などの飲食店が続々に「24時営業」を取りやめる動きが広がっています。
そんな中、時代の流れに逆行するかのように「24時間営業」に商機を見出す企業が紹介されました。
それが業界第2位のドラッグストア「ウエルシア」です。
「10年後を見据えたとき、今の姿のまま薬局では生き残れない」という狙いのようですが、やはり問題なのは「薬剤師」。
薬剤師がいないと販売できない薬や、処方箋がないと買うことができない薬を求める人のニーズは大きいという読みで、店に薬剤師を24時間配置したものの、終電後の来客は全く無く、深夜帯の売上が赤字となっているようです。
営業担当が地域を回ったところ、病院の医師の方が興味を示しましたが、「深夜でも薬を届けて欲しい」という要望が、、、
深夜帯は薬剤師1人を店に置いているが、配送するとなると一度店を閉めなければいけないのがネックとなる。。。
まぁ、そりゃそうですよね。。。
感想
宅配業者の方は本当に時代の犠牲者だなと思います。
最近は、事前に宅配予定メールが届くようなサービスもあるので私は出来るだけ確実に家に居る時間帯を事前に設定するようにしています。
どちらにせよ、後に再配達の連絡をしなければいけないので手間は一緒なんですよね。
事前にやるか、後でやるかだけの問題で配達してくれる方の手間が減るのならやった方がいいなと思ってやっています。
ちょうどこの話題とタイムリーな感じでドンキホーテが「58分配達」のサービスを発表しましたね。
こういったスピード勝負がまた配達業者の方を苦しめるんですね。。。
今回密着していた個人宅配の方は子供と遊べる時間は朝だけのようです。
時代が便利になるほど、裏では苦しむ人が出てくる、、、
難しい問題ですね。
また、「24時間薬局」ですが、これの需要は低くはないと思っています。
子供なんていつ具合が悪くなるかわからない。
そんなときに常に開いている薬局があるだけでも気持ちが違うと思うんです。
ただ、これも「常に需要がある」わけではない。
薬剤師の方も単価が高いので、店舗側もやはり売上は赤字になってしまいますよね。。。
試みとしては非常に応援したいし、続けて欲しい「24時間薬局」ですが、これもまた難しいですね。。。
また、放送では大手の元運送業者の方が過労問題で元会社と係争中ということも取り上げていました。
以前噂になっていたドローン宅配なんかが本格的に始まると、この辺の問題もいくらか解決するんですかね。。。
年 齢:36
家 族:妻と子ども1人の3人家族
普段、普通に生活していると聞き流してしまいそうな情報や、くだらない情報を拾っていけるためにこのブログを開設しました。
どうでもいい情報や、お金にまつわる情報なんかを勉強しながら更新していきたいと思います♪
コメント