私は仕事柄、一日の大半を座って過ごしています。
私のように一日の大半を座って過ごす方は結構多いのではないかと思います。
しかし、ヨーロッパやアメリカから続々と「イスに座る時間、期間が長い人ほど寿命が短くなる」という研究結果が発表されているそうです。
1時間座り続けると22分寿命が縮む
この研究結果では、なんと1時間イスに座り続けると22分も寿命が縮まるとされています。
タバコ1本吸う毎に縮む寿命は11分と言われています。
つまり、1時間座り続けるということはタバコを1本吸うことよりも身体に悪いことだということです。
英フォーブス誌では、
「どれだけ運動をしようが、何時間も座る行為は、死を早める可能性がある」
と掲載しています。
耳石が活発に動かないことが原因
アメリカでは、すでに座り続ける行為に対して「座り病」という病名まで付けられているそうです。
座り続けることで健康被害が出る原因は、耳の中の内耳にある「耳石」(じせき)が関係しているそうです。
宇宙飛行士は長時間、無重力状態の中にいるために筋力の低下や骨密度の低下、認知機能の低下、脂質・糖代謝異常、循環機能の低下など、身体に様々な異変が起こると言われています。
地球に帰還後はその落ちた筋力を戻す運動とかが大変みたいですね。
その異変の原因となっているのが、「耳石」なのです。
耳石は「重力を感知する装置」
宇宙とは違って、地球には重力があります。
そのため、体が傾くと耳の中にある耳石が重力に引っ張られます。
そうすることで脳に信号が送られて、体が傾きを認識できる構造になっているようです。
そんな耳石は、自律神経とつながっています。
自律神経は全身の筋肉や内臓・血管をコントロールしています。
そのため、耳石が動くと自律神経の働きが良くなり、全身の筋肉や心臓の動きが良くなる。
結果、血流が良くなってコレステロールや糖の代謝も良くなるという好循環をもたらしてくれます。
反対に、耳石が動かないと全身の筋肉や心臓の動きが衰えて筋力の低下や代謝の低下を身体にもたらすという悪循環に陥ってしまいます。
無重力状態では耳石が動かないため、宇宙飛行士の身体の異変はそこからくるものだと言われています。
座っているときも耳石はあまり動いていない
実はこの「耳石」、長時間座り続けているときもあまり動いていないそうです。
長時間座っていると、無重力とまでは行きませんが、近い状態の耳石の動きになってしまうということですね。
対策
では、どうすればいいのか?
答えは簡単です。
「立てばいい」のです。
ずっと座りっぱなしという状況をなるべく作らないようにして、30分に一回を目安に立って少し歩けば、健康を維持できるようです。
NASAの研究からわかったことなので、間違いないでしょう(笑)
少し立って身体を動かすなり歩くなりすることで耳石が動いて健康を維持できるということなので、ぜひとも実践してみましょう。
作業の効率化にも
長時間座っていると、脳に酸素が十分に届かなくなり、アイデアも出ずらくなってきます。
仕事を円滑に進める上でも、立ち上がって少し歩くことで脳に酸素がいきわたるようになり、いいアイデアも浮かんでくるかもしれませんよ?
アメリカでは立ち仕事を希望する人が増えている
フェイスブックやグーグルなどの大手企業では、スタンディングデスクを希望する社員が増えているようです。
1日中座っていることに対する健康被害の記事が公表されるにつれて希望者が増えているようですね。
日本でも、会議室の椅子を取り除いた結果、会議時間が従来よりも短くなったなどの情報を目にします。
近い将来、スタンディングデスクを選択できる会社も増えてくるかもしれないですね。
年 齢:36
家 族:妻と子ども1人の3人家族
普段、普通に生活していると聞き流してしまいそうな情報や、くだらない情報を拾っていけるためにこのブログを開設しました。
どうでもいい情報や、お金にまつわる情報なんかを勉強しながら更新していきたいと思います♪
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